文春文庫<br> Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉

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文春文庫
Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167174149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

鉄の結束を誇るGボーイズに異変が生じた。ナンバー2・ヒロトの胸の内に渦巻く、キング・タカシに対するどす黒い疑念。Gボーイズが揺らげば、池袋のパワーバランスも破綻しかねない…。タカシの危機にマコトはどう動くか?史上空前の熱き闘いを描く表題作はじめ4篇を収録した、IWGP第7弾。

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。97年、「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞を受賞。生き生きとした語り口と現在を映しだすエッジの鋭さが高い評価を受けた。受賞作に続篇3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』(文春文庫)でデビュー。03年、『4TEEN』(新潮文庫)で第129回直木賞を受賞。06年、『眠れぬ真珠』(新潮文庫)で第13回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

216
石田 衣良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。IWGPシリーズ完読プロジェクト, 今回は第七巻。 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11337296?sort=book_count&order=desc オススメは、「バーン・ダウン・ザ・ハウス」です。続いて第四巻へ。 先日、IWGPの傍で美味いピザを食べました。 https://kaiten-portal.jp/media/column/success/tokyo_pizzaborsa/2019/01/12

れみ

135
IWGPシリーズ7作目。表題作はGボーイズのチームが襲撃されたことによって起こる異変が池袋全体に影響を及ぼす…というお話。キングであるタカシだけじゃなくマコトもターゲットにされるなかでふたりの友情にぐっとくる。「要町テレフォンマン」「詐欺師のヴィーナス」はどっちも詐欺のお話。もっとまともなことにその頭を使ったら…というのは正論だけどそれが通らないほどの歪な世の中なのかも。放火事件が次々起こる「バーン・ダウン・ザ・ハウス」は最後泣けた。おばあちゃんが生きてたからこそのラスト。ほんとに良かった…。2017/02/04

KAZOO

121
このシリーズ7作目でやはり4作の短編が収められています。最初は、振り込め詐欺で電話でしか話せない若者がその詐欺グループから如何に抜け出そうかという話。表題作はGボーイズの仲間割れに話でこのシリーズのはじめの頃の話とつながりがあるようです。詳細は忘れました。その他自宅に放火してしまう子供の話などいつもその時代の話題を種にして物語をつむいでくれています。主人公もフリーターのような感じもいいのでしょう。2019/04/01

mura_海竜

112
今回も連作短編の4編構成。しかし、最後の表題作は違った。シリーズ2冊目の「水のなかの目」と繋がる物語。内容もマコトとキング・タカシの友情とタカシの喧嘩強さが強調された。「影」は凄いな。次のシリーズ8作目「非正規レジスタンス」に進もう。2019/01/09

りゅう☆

97
振り込め詐欺を辞めたがったり、詐欺と分かっていても美女から高額絵画を買ったり、放火した少年の周りで放火事件が続いたり。簡単に解決できそうになくてもそこはマコト。ムリに解決ぜずに相談者が自分で納得するような形に持っていくところはさすが。そしてGボーイズキングタカシに2番手ヒロトが宣戦布告。池袋進出を狙うマルス、マコトに恨みを持つスグル、そして使い方を絶対に間違ってはいけない影。一体どうなる池袋?!なんでだか映画撮影してたマコトがやっぱり鍵を握る。今回はキングとマコトの真の友情に照れくさくも熱いものを感じた。2019/11/09

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