幼児教育へのいざない―円熟した保育者になるために (増補改訂版)

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幼児教育へのいざない―円熟した保育者になるために (増補改訂版)

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130530866
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C1037

出版社内容情報

「ともに生きる」保育者を問いかけた2001年刊行の好評初版に、学習論の最前線、アートの学びを増補した決定版。

一線の認知科学者が保育に「いざなわれてしまった」驚きと疑問から,子どもと「ともに生きる」保育者とは何かを問いかけた初版から十余年.心の理論研究の最前線から子どもの学び論を部分改訂し,レッジョ・エミリアの保育を題材に「アート的思考」の学びに今後の展開を見る新章を増補した決定版.

第1章 子どもを見るということ
1 子どもを具体的に見る/2 「けんちゃんの絵日記」からの脱出/3 「子どもを見る」という行為/4 「子どもに寄り添う」ということ/5 子どもを「集団の一員」として見る
第2章 子どもが「発達する」ということ
1 保育における発達観の変化/2 「ピアジェ」はどう乗り越えられたか/3 子どもは他者の「心」がわかるか/4 「子どもの発達を見る」ということ/5 関係論的発達論
第3章 保育思想の源泉をさぐる
1 幼児教育のはじまり/2 倉橋惣三の幼児教育思想/3 現代の幼稚園教育要領に見る「倉橋」思想/4 もう一つの保育思想
第4章 「ともに生きる」保育
1 佐伯の「ドーナッツ論」/2 文化的実践を,文化的実践で、文化的実践へ/3 保育における「援助」とはなにか/4 「ともに生きる」保育
第5章 「アート的思考」の教育
1 レッジョ・エミリアの保育実践/2 「アート的思考」の教育/3 「聴き入ること」の教育
あとがき 増補改訂版の刊行にあたって

【著者紹介】
佐伯 胖
佐伯 胖:信濃教育会教育研究所所長/東京大学名誉教授、青山学院大学名誉教授

内容説明

幼児の学びのリアリティに寄り添う。紋切型を断ち切って「子どもを具体的に見る」ことを提言した衝撃の初版に、認知科学の先端をアップデートし、「ともに生きる保育」の可能なる試案「アートの学び」を増補した決定版。

目次

第1章 子どもを見るということ(子どもを具体的に見る;「けんちゃんの絵日記」からの脱皮 ほか)
第2章 子どもが「発達する」ということ(保育における発達観の変化;ピアジェはどう乗り越えられたか ほか)
第3章 保育思想の源流をさぐる(幼児教育のはじまり;倉橋惣三の幼児教育思想 ほか)
第4章 「ともに生きる」保育(佐伯の「ドーナッツ論」;文化的実践を、文化的実践で、文化的実践へ ほか)
第5章 「アート的思考」の教育(レッジョ・エミリアの保育実践;「アート的思考」の教育 ほか)

著者等紹介

佐伯胖[サエキユタカ]
1939年岐阜県に生まれる。1964年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業。1970年ワシントン大学大学院修了(Ph.D.)。東京理科大学、東京大学大学院教育学研究科、青山学院大学文学部教授、同大学社会情報学部教授を経て、現在、信濃教育会教育研究所長、東京大学名誉教授、青山学院大学名誉教授、多摩美術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

10
子どもを具体的にみるとはどういうことなのか、マルクスの「具体」と「抽象」をヒントに論じられています。また、子どもの発達は関係論的発達論として語られ、価値中立的ではなく文化的価値づけの中にあると述べられています。「ともに生きる保育」とは「対話」「共感」「関係」「文化的実践」「子どもらしさの再考」が大切であり、円熟した視点とは「子どもらしくなる」ということだと述べられています。幼児教育は円熟を文化として大切にして、子どもらしさを大切にした文化的実践だという指摘はとても考えさせられました。2014/05/07

雪桜

1
子どもを「見る」とき、私たちはつい色々と決めつけをしがちで、様々な解釈に縛られているという指摘にはっとさせられました。何かが起こった時、その出来事の背景には目に見えることだけでなく様々な要素が絡み合っていることをしっかりと頭に入れて、子どもたちの声に耳を傾けることが大事なのだなと学びました。子どもには大人が思っている以上に力があるのを、大人が手を施しすぎてその可能性を抑えてしまっているのかなと考えさせられました。大人は外側から、子どもは内側から見ているという考え方は確かにと思ったし面白いなと思いました。2020/02/28

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