知的実践としての開発援助―アジェンダの興亡を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130362290
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3031

出版社内容情報

現在の開発援助のあり方は、途上国の開発の実現という目的にとって適切なのか。開発援助の理論と実践を分析し、限界を明らかにする。

目次

序論
第1部 理論と実践の融合:「新しい包括の政治」への委託(開発援助における「開発理論」の展開;開発援助の実践:不確実性への対応を巡って)
第2部 「新しい包括の政治」の実態(市民社会支援;参加型開発;「開発を進める方法」への移行の含意:広範な文脈に投影して;結論)

著者等紹介

元田結花[モトダユカ]
1971年茨城県に生まれる。1996年東京大学法学部第三類卒業。2000年MPhil in Development Studies,Institute of Development Studies,University of Sussex修了。北海道大学創成科学共同研究機構特任助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とある本棚

1
冗長であるが、興味深い内容であった。国際開発の理論だけでなく実践の趨勢にも触れられている点が類書とは異なる。実務家は現実の複雑性を取捨して、一般性の高い内容や単直線的な考え方をする傾向があるとの指摘は耳が痛い。国際機関の委託で人類学者が作成した長大なレポートが、2行に矮小化されて実務化のレポートに転用されている例などは思いたる節がある。実務者としては、現地の複雑性に目を向けるためにも、余裕をもって業務に取り組めるような環境整備が望まれる。2021/12/30

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