内容説明
地殻変動する世界の行方。グローバル化に法‐政治システムはどのように向き合うのか?思想・理論から最前線の事例まで、広く深く解き明かす。本巻では「境界(ボーダー)」の語を、主として空間的な意味でのそれ―とりわけ、その代表としての国境―で用い、その変容について考察する。
目次
1 境界とは何か(生権力と国家―境界線をめぐって;国境はなぜ、そして、いかに引かれるべきか?)
2 境界の変動(「国家結合の理論」と憲法学;国際法における「境界」の位相 ほか)
3 変容する国際社会(パレスチナ問題と国際法;規範と実践の交錯―開発・HIV/AIDS・人権 ほか)
4 人の国際移動(国際移住の法システムと法政策―ドイツ法とEU法を素材として;民法における「外国人」問題―契約拒絶を中心に ほか)
著者等紹介
塩川伸明[シオカワノブアキ]
1948年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(比較政治・ロシア政治)
中谷和弘[ナカタニカズヒロ]
1960年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授(国際法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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