中公選書<br> ポストモダンの「近代」―米中「新冷戦」を読み解く

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ポストモダンの「近代」―米中「新冷戦」を読み解く

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784121101013
  • NDC分類 319.04
  • Cコード C1331

出版社内容情報

アメリカと中国の対立は世界をどう変えるのか。中国の台頭は新たな戦争を招くのか。


経済発展と民主化が同時に進行しない中国・ロシアを「ポストモダンの『近代』」という視点で捉え、今後の世界情勢を見通し、そのなかでの日本の指針を指し示す。

内容説明

「新しい中世」の提唱から二〇年余、国家の相対的地位の低下、さまざまな主体間の関係の複雑化、行使されるパワーの多様化はさらに進んだ。9・11事件、イラク戦争、リーマン・ショック、中国の台頭、トランプ政権の成立…。混沌の度合いを強める世界はどこへ向かうのか。米中の覇権競争は戦争を呼び起こすのか。気候変動や貧困問題までを包括する巨視的な枠組みと個々の事象への洞察が、今後の世界と日本の指針を示す。

目次

序 ポストモダンの「近代」
1(冷戦後の世界システムの展開)
2(9・11後の国際政治―そして世界は元に戻った;権力移行の理論と中国の台頭)
3(「インド太平洋」の時代;非軍事のパワー;サミット外交;トランプと世界;人類の課題;覇権競争)

著者等紹介

田中明彦[タナカアキヒコ]
1954年埼玉県生まれ。東京大学教養学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了(Ph.D.政治学)。東京大学東洋文化研究所教授、東京大学副学長、独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長などを経て、政策研究大学院大学学長。著書に『新しい「中世」―21世紀の世界システム』(サントリー学芸賞)、『ワード・ポリティクス―グローバリゼーションの中の日本外交』(読売・吉野作造賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ikeikeikea

2
タイトルから同著者の『新しい中世』の続編的なものを想像する人が多いだろう。しかし「2011年以降、折に触れ執筆した論文や論評をある程度のまとまりあるように並べて再録した」1冊。著者が「新しい中世」という用語の使用を「中世にはどうしても否定的なイメージも強く、世界が暗黒化・混沌化するとの主張であると受け取られる場合」があった等の理由から辞めてしまった事が残念だ。中世=暗黒、混沌と考える人達はホントに迷惑。副題にある米中新冷戦についてはろくに論じられていないのでそれ目当てで買うと期待外れかも知れない2020/01/26

Tatsuhiko

1
書き下ろしと思って読んだが、筆者が過去に雑誌や新聞に投稿した文章をまとめた本だった。こうして振り返ってみると、いま話題の「インド太平洋」のような概念がずっと以前から萌芽していたりと、国際政治が連続的・漸進的な事柄と突発的な出来事(ブレグジットやトランプ当選)からなることがよく分かる。筆者は国際政治「本流」の立場で、文章の内容は国内外大手メディアの論調と大差はない。こういう「オーセンティック」な立場の人がよくまとめた文章を出すことには意味があるのだろうが、筆者独自の見方のようなものはほぼ感じられなかった。2020/03/01

お抹茶

0
新聞や雑誌の記事をまとめた本。成長の可能性が高いインド・太平洋地域の繁栄と平和の確保が日本の長期的国益の大きな柱の一つと主張する。2020/03/21

RKG

0
駄本。 つまらん。2020/05/15

Krupp

0
本書は前半と後半で大きく内容が分かれる。前半は、筆者の著書『新しい中世』で示したような内容である。経済的繁栄度と政治的自由度を関連させた、3つの圏域モデルを深化させていたり、20世紀末から起こった国際社会での出来事を新たな論拠として提示をしたりと、民主平和論の議論を更に洗練させていくような印象だった。対照的に、後半は新聞や外交雑誌に寄稿した記事の再録で構成されており、それぞれの内容が薄くなりがちであった。その点読んでいてあまり読み応えのないものだった。著書が触れている「中国型経済成長モデル」は、2020/02/29

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