内容説明
スキマには植物が満ちている。駅のホームのはじっこ、ビルの窓枠、車道の割れ目…。「なんでこんなところに?」と思うような場所にも旺盛に成長している。じつは植物たちにとってスキマは窮屈な住みかなどではなく、のびのびと暮らせる「楽園」なのだ。タンポポやミズヒキなど身近な植物から、ケヤキやポプラなど意外な植物、さらに里山や海辺、高山植物まで、百種類以上のスキマ植物をカラーで紹介。
目次
1 スキマの風景(額縁のヤブカラシ;囲いのスキマ―ヒルガオ ほか)
2 逃げ出してきたスキマの植物(イオノプシディウム;ハナニラ ほか)
3 帰化してきたスキマの植物(ニワゼキショウ;オランダミミナグサ ほか)
4 古くからの人里スキマの植物(スズメノヤリ;ヤエムグラ ほか)
5 海辺のスキマの植物(ハマボウフウ;タイトゴメ ほか)
6 高山のスキマの植物(イワツメクサ;ミヤマキンバイ ほか)
著者等紹介
塚谷裕一[ツカヤヒロカズ]
1964年鎌倉市生まれ。1988年、東京大学理学部卒。93年同大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。岡崎国立共同研究機構・基礎生物学研究所・統合バイオサイエンスセンター助教授を経て、東京大学大学院教授。専門は植物学で、薬の発生を司る遺伝子経路の解明を主たるテーマとしつつ、東南アジア熱帯雨林でのフィールド活動など、さまざまな角度から植物の“生”を研究している。日本学術振興会賞、松下幸之助花の万博記念奨励賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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