出版社内容情報
春秋戦国時代に登場した諸子百家の思想は、その後の中国を決定付け、日本にも大きな影響を与えた。近年の新知見を踏まえ、平易に解説
内容説明
春秋戦国時代、諸国をめぐって自らの主張を説いた思想家たち。彼らの思想は、その後の中国社会の根幹を形づくったのみならず、日本をはじめ東アジアにおいても大きな影響力を持った。一九九〇年代には大量の古代文献が発掘され、これまで謎とされてきた事柄も解き明かされつつある。新知見をふまえ、儒家(孔子・孟子)、墨家(墨子)、道家(老子・荘子)、法家(韓非子)、兵家(孫子)などの思想と成立の過程を平易に解説する。
目次
序章 新出土文献の発見と諸子百家
第1章 諸子百家前史―新出土文献の語るもの
第2章 君子とは誰か―孔子の思想
第3章 人間への信頼―孟子の思想
第4章 特異な愛のかたち―墨家の思想
第5章 世界の真実を求めて―道家の思想
第6章 政治の本質とは何か―法家の思想
第7章 戦わずして勝つ―孫子の思想
終章 諸子百家の旅
著者等紹介
湯浅邦弘[ユアサクニヒロ]
1957年島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授を経て、大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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