愛の情景―出会いから別れまでを読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120042225
  • NDC分類 904
  • Cコード C1022

内容説明

古今東西の名作に描かれた恋愛の諸段階の型と文化・社会的背景を分析、創られた物語のパラダイムを解き明かす。

目次

第1章 出会い
第2章 接近
第3章 再会
第4章 告白
第5章 手紙
第6章 誘惑
第7章 嫉妬
第8章 別れ
第9章 死

著者等紹介

小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

2
15-26 あくまで小説での愛 愛とは、はない その気配もない?? やはり愛の叡智をとことん追求してそしてフランスの古典 恋愛を語るべきでは…愛とはヒトの♂と♀の脳の錯覚。?? 口説かれた後で愛を知ったため別れを受け入れる不倫妻?ではどんな愛を知ったのか?それまでどんな愛を知らなかったのか?愛っ何ぞやは、不可欠では?? 出会いの舞台装置、誘惑のレトリック、嫉妬のメカニズム、別離という儀式。古今東西の名作に描かれた恋愛の諸段階の型と文化・社会的背景を分析、創られた物語のパラダイムを解明する。2011/06/01

うずまき

0
“愛の物語を構成する「文法」を明らかにしようとする”とあとがきにある通り、物語における“愛”についてのみ取りあげた本。描かれた時代背景が物語の構成に及ぼす影響にも触れている。小倉さんだしフランス文学メイン。ところで最初、昨年度のふらんす連載分のまとめかと思ったけれども、出版社も違うし書き下ろしとなっているし別物かと思いきや、読んだ記憶のある文がかなり存在したので、やはり被っているのじゃないかと。連載分をより詳しく解読したものと言っても過言ではない…書き下ろしだけど。2011/10/30

原玉幸子

0
国内海外の小説を通じて共感出来る、出逢い、再会、手紙……等の恋愛の局面や事象をパターン化した、各書の評論且つ著者の恋愛論概説です。作品の其々の引用箇所が限られ、又、類例を引っ張る為に多岐に亘ることで、紹介する小説自体に感動することはありませんが、著者の選択力と解説力故か、中々どうして、文学を通じて男女の織りなす愛という情感を考察するのに面白い本でした。(◎2016年・秋)2020/01/25

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