出版社内容情報
人間とはいかに愚かで、「自分だけが正しくて他人は全員無能」と考えているか――。本書は、コロナを含めて折々の社会の空気感を取り上げ、それにまどわされる過剰反応な人たちがどれほど多いのかについて克明に綴った記録だ。著者はコロナ騒動が始まってからの3年余を、「壮大なるパニック実験」だったと振り返る。では、過剰反応な人たちの見本市へようこそ。
内容説明
人間とはいかに愚かで、「自分だけが正しくて他人は全員無能」と考えているか―。本書は、コロナを含めて折々の社会の空気感を取り上げ、それにまどわされる過剰反応な人たちがどれほど多いのかについて克明に綴った記録だ。著者はコロナ騒動が始まってからの3年余を、「壮大なるパニック実験」だったと振り返る。では、過剰反応な人たちの見本市へようこそ。
目次
1 それって過剰反応では
2 コンプラ全盛時代の違和感
3 節操のないメディア
4 マスクゾンビ国家からの逃亡
5 ビックリ事件簿
6 可もなく不可もなし
7 ラクに生きよう
著者等紹介
中川淳一郎[ナカガワジュンイチロウ]
1973(昭和48)年東京都生まれ。ネットニュース編集者。博報堂で企業のPR業務に携わり、2001年に退社。雑誌のライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GAKU
38
コロナ禍における世間の過剰な反応に関して作者は以前から批判していたが、こちらに関してはまだどちらが正しかったのか判断は出来ない状態ではないかと思う。それ以外の最近の時事問題に関しては、作者の批評を面白く読む事ができた2023/10/23
遊々亭おさる
18
一億総パニック状態に陥ったコロナ禍の日本。メディアでは専門家と称する人々が危機を煽り続け、それに感化された人々が新しい生活様式からはみ出した人々を非国民と断罪する。ピークを過ぎた今は不協和音を奏でた狂騒曲を苦い思いで振り返っている人が結構いるかも。戦時下のような国家総動員体制に苦言を示してきた著者が振り返る「世の中、馬鹿が多くて疲れません?」な社会批評集。国民の行動に法の縛り無き強制力を与える同調圧力なんかは治安維持にも役立っているだろうから扱いが難しい。リモートワークなど良いものはあまり残らなかったね。2023/12/16
香菜子(かなこ・Kanako)
15
過剰反応な人たち。中川 淳一郎先生の著書。自分だけが正しくて他人は全員無能。そう考えるのが人間。でもあふれる情報や周りの言動に過剰反応してパニックになる。人間は愚かな生き物。私も自分だけが正しくて他人は全員無能と思ってしまう傲慢さを捨てないと。過剰反応もやめないと。過剰反応な人たちは自分を反省するきっかけがもらえる。2023/12/11
大先生
12
オジサンが世の中の出来事にブーブー文句を言っているだけの内容で一冊の本になるとは驚きです。日本のコロナ対策、マスク信仰に対する不満が書かれています。週刊新潮の連載をまとめた本らしいですが、ここまで内容の薄い本は久々ですね。著者の意見に賛同する部分もありますが、マスクが嫌で数ヶ月日本を脱出してタイに滞在していたとか「あなたこそ過剰反応してるじゃん」と言いたい(笑)ところで、サラリーマン川柳が名称変更されていたのは知りませんでした。コンプラを意識してのことらしいですが残念です。オジサンの自虐が面白かったのに。2024/01/21
とく たま
8
ん~?コロナ騒動の日本人の反応と政策対応への疑問というか、マウント的視野狭窄な避難批判なんだろうな。全部後付けでな・・?!そのあとに、当たり障りないコオロギやコンプライアンス、政治から郵便配達、詐欺、さんま?!など鯔鯔と語られる。世の中斜に構えて奇をてらい承認してほしい人かな🍀・・知らんけど(・・;) ただ読みやすく視点も面白い✨2024/02/07