内容説明
蒼天は変らずにある。人を嗤う人間になるな。「教師」は「先生」にあらず。読書のための読書は意義がない。男は女の何に魅せられるのか。友には「益友」と「損友」がある。勉強は時に独力でせよ。敗北には王者の敗北もある。個性とは癖にすぎない。小さい親切は徒労であるか。人生には勝ち負けを超えた何ものかがある。…深い言葉が心を洗い、つよい言葉が胸を打つ。明日の自分のために、今この一冊を。
目次
蒼天
我慢について
人を嗤ふ人間になるな
生への意志
本を読む
読書慾
本と出会ふ
日本の歌
「教師」は「先生」にあらず
文士と大学〔ほか〕
著者等紹介
桶谷秀昭[オケタニヒデアキ]
1932(昭和7)年東京生まれ。文芸評論家。一橋大学社会学部卒。『ドストエフスキイ』(平林たい子文学賞)、『昭和精神史』(毎日出版文化賞)、『伊藤整』(伊藤整文学賞)など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
15
100円だったので買いました。桶谷秀昭さんの批評文が好きです。最近つまらない新書が多いと思っていましたが、本書はよいものでした。2014/11/23
りえこ
4
昔、大学で講義を受けていた先生の本。思ったより全然よみやすかったです。2012/09/05
ceskepivo
1
人に嗤われても、人を嗤う人間になってはならない。2020/04/20
ゆーき
1
最近の話題が歴史的仮名遣いで書かれて新鮮でした。「壁にぶつかつて苦しんでゐるときは、実は進歩のための潜在的状態なのである。」ちなみに、太平洋戦争の開戦日が12月8日ということを初めて知ったかもしれないです笑2015/03/27