出版社内容情報
誰もが日常で抱く違和感と共に「民主主義の原理」を解明し、この国のあまりに特異な姿を浮かび上らせる。これまでにない画期的論考!今、この国で感じる息苦しさの正体を暴く――誰も書けなかった画期的論考! 「電車で割り込みをされたとき、あ
なたは何を思いますか?」――誰もが日常で出会う違和感は、国家の成り立ちにまっすぐつながっている。シンプルな問いから出発して「民主主義の原理」を追究し、憲法の成立過程に分け入るとき、戦後日本のあまりに特異な姿が浮かび上がる。――「今、この国で、あなたは日本国民ですか?」
互 盛央[タガイ モリオ]
内容説明
「電車の割り込みをされたとき、あなたは何を思いますか?」―そんな誰もが日常で出会う違和感は、国家の成り立ちにまっすぐつながっている。シンプルな問いから出発して「民主主義の原理」を追究し、憲法の成立過程に分け入るとき、戦後日本のあまりに特異な姿が浮かび上がる。
目次
第1章 国家はなぜできたのか(「基本的人権」とは何か;「立憲主義」とは何か;二つの「私」)
第2章 民主主義とは何か(統治する者と統治される者;「一般意志」とは何か;「構成する力」と「構成された力」)
第3章 日本とはどんな国家なのか(「みんな」と「私たち」の暴力;「右」でもなく、「左」でもなく;日本の主権はどこにあるか)
第4章 日本国民であるために(「日本国民」とは誰か;日本人は「無責任」な国民なのか;日本国民であるために)
著者等紹介
互盛央[タガイモリオ]
1972年、東京都生まれ。1996年、東京大学教養学部教養学科卒業。2008年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。講談社勤務。言語論・思想史。著書に、『フェルディナン・ド・ソシュール―“言語学”の孤独、「一般言語学」の夢』(作品社、2009年。第22回和辻哲郎文化賞、第27回渋沢・クローデル賞)、『言語起源論の系譜』(講談社、2014年。第36回サントリー学芸賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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わたなべよしお
うえ
小鈴
Junichi Wada