内容説明
色と金に溺れ、破滅へと向かう男と女―。実在の事件に想を得て、濡れ場たっぷりに読物化した『週刊新潮』の名物連載「黒い報告書」。その40年続く歴史の初期には、常連作家の他、新田次郎、水上勉、城山三郎らも寄稿。平成に入ってからは、岩井志麻子、重松清、志水辰夫ら人気作家が執筆者として名を連ねている。一流の書き手が、時代のエロスと犯罪を濃厚に描いた「報告書」傑作選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
127
タブー文庫。】直木賞作家、重松清、新田次郎、坂東眞砂子(梟森南溟)、城山三郎、水上勉。こんな豪華な著者群による短編集(anthology)が出せるのは新潮だから?ビートたけし、中村うさぎらの有名人も。残念なものや、新田次郎のように山にこだわる作家、城山三郎のように経営にこだわる作家らの本領発揮の作品も。気になるのだけ読むとよいかも。2015/05/19
団塊シニア
49
週刊新潮の名物連載、実在の事件に想を得て読物化してるだけに興味深い、重松清、城山三郎、ビートたけし、水上勉等18名の作品は個性溢れ一気に読める作品です。2013/11/19
いつでも母さん
37
そうそうたる執筆陣・・いや~面白かった。私には、お初の方もいるのだが、(敢えて避けていた・・)好き嫌いは別としてとやかく言うまい!短編なのだが只々面白かった。新潮社、やるじゃん!2015/05/31
まーしゃ
28
幾多の事件の陰には金、肉欲などがありそれを週刊新潮でノンフィクションとして著名な作家が書き上げていた。話の整合性がまとまってるのも実話ならではであるのだろうけどやはり『現実は小説より奇なり』を納得してしまう。 ノンフィクション作品の短編集としては逸材、今後も読んでみたい。2020/05/26
carl
25
週刊新潮の連載集 ちょっと興味を引くお下劣、エロエロ、 興味を引く作家を選ぶのには良かったが、続けて読むと飽きた。2017/09/09