エンブリオロジスト―受精卵を育む人たち

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093897235
  • NDC分類 495.48
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いまや実に56人に1人の赤ちゃんが体外授精児という「不妊治療大国ニッポン」。その医療現場を陰で支える知られざる職業、エンブリオロジストたちに焦点を当てる第16回「小学館ノンフィクション大賞」大賞受賞作。

内容説明

不妊治療現場の知られざる「主役」。「いのちの素」を育む胚培養士たちの物語。第16回小学館ノンフィクション大賞大賞受賞作。

目次

第1章 2・19ショック―受精卵取り違え発覚
第2章 ウシからヒトへ
第3章 卵のお母さん
第4章 患者として
第5章 エンブリオロジスト誕生
第6章 考える力を
第7章 未来に向けて

著者等紹介

須藤みか[スドウミカ]
1965年熊本県生まれ。出版社勤務を経て、中国へ留学。中国の国営出版社勤務ののち、フリーランスに。上海を拠点に取材を続けている。09年、『エンブリオロジスト―受精卵を育む人たち』で「第16回小学館ノンフィクション大賞」大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星空の挑戦者

5
多くの臨床検査技師が活躍している専門職。意外に単調な仕事らしく回転も早いとか。しかし命を創成する大切な仕事。これからも注目を集めるだろう。2011/06/18

katta

3
今回の小学館ノンフィクション賞を受賞した一作。晩婚による出産年齢の高齢化によって人工授精の比率が増えている。中でも最終手段される体外受精、とくに凍結卵や凍結精子を使った受胎に希望を見出す人も多い。しかし、その胚を培養する技術者に国家資格がなく、手腕や意識のずれがここまで大きいとは思わなかった。人の意識はもちろんだが、精密機械の開発が不可欠だと思う。2010/02/22

OMO

1
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2023/04/24

うめみ

1
いずれ読もう読もうと思って積まれていた本。一瞬気を抜いたら、の恐怖。作中に登場する方々の熱意がすごい。2018/05/19

Ryo Sogawa

1
優れた問題提起がなされていた。 人々の気付かないところで広がり、社会的に無視できない規模になってきた矛盾やグレーゾーンに光をあてて指摘するというノンフィクションの役割をきっちりと果たしている。 題名で損をしている気がするが、今以上に広く読まれて欲しい本。2011/12/22

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