出版社内容情報
東大合格者数ランキングのトップ10に50年以上名を連ねながら、「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布の魅力に迫る。現役の生徒から保健室の先生、麻布が輩出した各界のOBまでを徹底取材!
内容説明
灘、開成、筑駒…東京大学合格者数ランキングの「常連校」は数多く存在する。しかし、五〇年以上トップ10に名を連ねる麻布の校長は「東大入試のために六年間も使うのはバカバカしい」と断言して憚らない。校則も無ければ、大学現役合格にもこだわらない。いわゆる「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布。独自の教育と魅力を解き明かすべく、現役の生徒から図書館司書、保健室の先生、麻布が輩出した各界OBの証言までを徹底取材!
目次
第1章 中学受験の難関校・麻布の内側(期待するのは「格闘の跡が見える」答案;「唾棄すべき」設問 ほか)
第2章 麻布の生徒は何を考えているのか(A君 声優志望のアニメ好き「いちばん好きなアニメ、訊いちゃいますか?」;B君 「彼女が告白してきて『あ、嬉しい』なんて(笑)」 ほか)
第3章 教員が見た麻布(英語科 生の英語を読ませる原典主義。「過保護」に悩む一面も;社会科 「野蛮な集中力」で東大合格 ほか)
第4章 岐路に立つ麻布(「来校者向けの発表会」とは一線を画した文化祭;身をすり減らしながら大人になる ほか)
第5章 ある麻布の校長先生(「正解」は欲しくない;「じゃあ、議論に入っていこうか」 ほか)
著者等紹介
神田憲行[カンダノリユキ]
1963年、大阪府生まれ。ノンフィクションライター。関西大学法学部卒業後、故黒田清氏の事務所を経て独立。92年から約一年間、ベトナムのホー・チ・ミン市で日本語教師生活を送る。また夏の高校野球を二〇年以上にわたって取材している。他に人物ルポを中心に幅広い執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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