集英社新書
時代劇は死なず!―京都太秦の「職人」たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087204711
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0274

内容説明

日本映画発祥の地・京都。その西郊に位置する太秦には、東映、大映、松竹の三社が撮影所を構え、絢爛たる娯楽時代劇を製作してきた。だが1960年代後半、映画産業の衰退とともに、時代劇は切り捨てられる。職場を失った撮影所の「職人」たちは、当時の新興メディアであったテレビに活路を求めた。そんな彼らの挑戦は、やがて『木枯し紋次郎』『座頭市』『必殺』など、テレビ史に残る幾多の名作・傑作時代劇として結実する―。時代の変化と戦いながら、モノづくりの気概を貫徹した人々の熱い物語。貴重な証言で綴る、懐かしのあの作品の製作秘話も満載。

目次

第1章 東映時代劇、テレビへ(王国の崩壊;フロンティア・スピリット ほか)
第2章 大映・勝プロの葛藤(頂からの転落;勝新太郎の決起 ほか)
第3章 松竹京都映画と『必殺』シリーズの実験(置き去りになった撮影所;プロデューサー・山内久司の覚醒 ほか)
第4章 東映の転身(量産から合理化へ;本体のテレビ進出と映画村 ほか)

著者等紹介

春日太一[カスガタイチ]
1977年東京都出身。日本大学大学院博士後期課程修了。芸術学博士(テーマは「1970年代の京都諸撮影所における時代劇製作」)。時代劇を中心とした、日本の映画・テレビドラマの研究家。京都の撮影所文化を後世に残すべく、当事者たちへの聞き書きをライフワークとして行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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