アースダイバー 神社編

個数:
電子版価格
¥2,310
  • 電書あり

アースダイバー 神社編

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月31日 12時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 370p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784065217757
  • NDC分類 175.9
  • Cコード C0021

出版社内容情報

人気シリーズ「アースダイバー」が、いよいよその関心の中心である、神社を取り上げます。
生命にとっての普遍的聖地に加えて、ホモサピエンス・サピエンスにとっての聖地、そして古代の日本列島に居住した縄文系と弥生系(倭人系)にとっての聖地(のちの神社)の心的・歴史的な構造を探っていきます。
主な取扱い神社は、以下の通りです。
大日霊貴神社(鹿角大日堂) 諏訪大社 三輪神社 出雲大社 和多都見(海神)神社 志賀海神社 穂高神社 伊勢神宮などなど
神社に残された祭儀に秘められた思考を遡っていくと、アメリカ先住民、アジアの少数民族、ネパール、東南アジアなどとの深いつながりが明らかになります。
また、同時にこの列島に数万年にわたって繰り広げられてきた、われわれの祖先の前宗教的・宗教的思考の根源とその展開が解明されていきます。
山とは、海とは、蛇とは、太陽とは……。
歴史の無意識の奥にしまいこまれた記憶を甦らせる魂の冒険へ、いざ。

目次

プロローグ 聖地の起源

第一部 聖地の三つの層
第一章 前宗教から宗教へ

第二章 縄文原論

第三章 弥生人の神道


第二部 縄文系神社
第四章 大日霊貴神社(鹿角大日堂)
東北の続縄文 地名起源伝説
太陽神の聖地に建つ大日堂
第五章 諏訪大社
縄文の「王国」 蛇から王へ
御柱祭りの意味

第六章 出雲大社
蛇 タマ
神話の建築
第七章 三輪神社
ナラの原像 血と酒の蛇
蛇と鑑の確執


第三部 海民系神社
第八章 対馬神道
はじまりの島 ムスビの神
渚の神話学
第九章 アヅミ族の足跡
海の民の末裔 日本海ルート
太平洋ルート
第十章 伊勢湾の海民たち
太陽の道 海人と鳥

内容説明

アースダイバーの新境地!神社という日本の聖地には、人間の精神の秘密にかかわる多くの謎が、ほとんど手つかずのままに残されている。大人気シリーズ待望の最新作。

目次

プロローグ 聖地の起源
第1部 聖地の三つの層(前宗教から宗教へ;縄文原論;弥生人の神道)
第2部 縄文系神社(大日〓貴神社(鹿角大日堂)
諏訪大社
出雲大社
大神神社(三輪神社))
第3部 海民系神社(対馬神道;アヅミの神道;伊勢湾の海民たち)
エピローグ 伊勢神宮と新層の形成

著者等紹介

中沢新一[ナカザワシンイチ]
思想家、人類学者。京都大学特任教授、千葉工大日本文化再生研究センター所長、秋田公立美術大学客員教授。1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

36
友人に勧められて。神社、縄文、日本人のルーツ。キーワードはすごく自分の持っている興味と近いし、内容もなかなか面白いんだけれど、導きだされるものには違和感があり、納得できない自分がいる。それはこの人がどちらかといえば思想家であり、考古学者の視点があまり感じられないからかもしれない。吉野ケ里遺跡の発掘を先月からワクワク待っていた自分は、土とホコリのにおいがするものをもっと見たいのかな…。2023/06/06

Tenouji

21
縄文時代の学説:捉え方が変わってきたので、少し古く感じられる言説もあるが、聖地に対する特異的なイメージは十分伝わってくる。アルプス山脈のような厳つい山ではない、三輪山のような山がなぜ信仰の対象となるのか…再生のイメージをどのように持つのかは、今の時代こそ必要としてるんじゃね、と思いながら読んだ。2022/04/24

koji

20
縄文・弥生に遡って日本人を考察した書。3つのキーワードで纏めました。まず日本人の「物分かりのよさ」。それは、海を渡ってきた倭人が縄文人が住む日本に居住する時、互いに分かり合えた内面性を表す言葉。これは第1のキーワード。次に「国家との距離」。対馬人の考察から、「国家に組み込まれることを嫌う倭人の精髄」を読み説きます。これが第2のキーワード。最後に「日本の建国過程で起きた政治的階層化の下に眠る縄文の心」。日本の神社(特に伊勢神宮)の地形・習俗から、今でもこれが眠っている事が分かりました。これが第3のキーワード2022/03/15

冬佳彰

17
「この人間型サピエンスは流動的知性として、脳と神経組織の中を高速度で走っていくが、この流動する光の出現によって、人間は新しい能力をもって世界を見るようになった。」って、いやー、格好良い。嫌味じゃなくてね。著者のアースダイバー・神社編だが、この本自体が、人間型サピエンスが顕在化し、前宗教から宗教へと、縄文から弥生へと積み重なっていく流れに呼応している。もちろん日本人の魂がどうとか神社庁が喜ぶようなセコイ話ではない。(続く)2022/09/22

みのくま

4
日本史を縄文にまで遡る場合の多くは西日本と東日本を分けて語りがちである。だが本書は従来の著者の主張通り環太平洋圏で大きな枠組みを作っている為、日本列島全体を語る事ができている。事実、西日本から東日本全体で琥珀やメノウといった物産取引は活発であった。そして縄文人や倭人(弥生人)のメンタリティを対立するものとして描いていない事も注目に値する。相違はあるが根本は同じ宗教を持っていたからこそ同化していったのかもしれない。だが原神道の姿がどうであったのかはブラックボックスであり、著者の断定口調には注意が必要である。2024/05/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17752404
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品