出版社内容情報
成立は12世紀、平安末期と言われる。本朝(日本)、天竺(インド)、震旦(中国)、すなわち当時認識していた全世界に伝わる仏教譚を集めた類聚説話集。本巻の舞台は天竺。釈尊の生涯や伝説、修行、各種霊験、因果応報……綿々と伝わる教えを壮大なスケールで、ときにユーモラスに展開する。講談社学術文庫刊『今昔物語集』(一)~(五)より現代語訳を抽出し、一冊に再編集。
内容説明
天上界に住む釈迦菩薩は、人間界に降り生を享け出家、苦行により悟りを開き仏陀となる。以後多くの人を教化し、救済する旅を続けた果てに八十歳で入滅する。十二世紀初頭の成立といわれる巨大説話集のうち、天竺(インド)の地に仏教が発生、展開する壮大な物語を収録。釈迦と舎利弗、文殊ら弟子たちが苦悩し活躍する様を、簡明な現代語訳で綴る。
目次
巻1(釈迦如来、人界に宿り給える語、第一;釈迦如来、人界に生れ給える語、第二 ほか)
巻2(仏の御父浄飯王死にたまいし時の語、第一;仏、摩耶夫人の為に〓利天に昇りたまえる語、第二 ほか)
巻3(天竺の〓舎離城の浄名居士の語、第一;文殊、人界に生れたまえる語、第二 ほか)
巻4(阿難、法集堂に入る語、第一;波斯匿王、羅〓羅を請ずる語、第二 ほか)
巻5(僧迦羅・五百の商人、共に羅刹国に至る語、第一;国王、鹿を狩りて山に入り娘を獅子に取らるる語、第二 ほか)
著者等紹介
国東文麿[クニサキフミマロ]
1916‐2012。旧制早稲田大学文学部卒業。専門は日本文学。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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