出版社内容情報
「そこに居てくれること」で救われるのは誰か? ケアするがわとされるがわに起こる奇妙な反転を探究する臨床哲学のフィールドワーク「そこに居てくれること」で救われるのは誰か? ケアにあたるひとが、ケアを必要としているひとに、逆にときにより深くケアされ返す反転が《ホスピタブルな光景》には起きている。看護、ダンスセラピー、グループホーム、小学校、ゲイバー――。斯界の第一人者が反転の意味を追い、ケアの現場に立つ13人へのフィールドワークをとおしてケア関係の本質に迫った、臨床哲学のこころみ。
旅 へ
袈裟から白衣へ──ピアスをした尼さん
お経と詩──サスペンダーをしたお坊さん
学校という場所──サーフィンやってるセンセー
家族の定型はいま……──住宅にこだわる建築家
キャンピィ感覚──二丁目のクロちゃん
だれでもなくていられる場所──健康ランドに通う小説家
受け身と多様──「先生」と呼ばれる性感マッサージ嬢
「言葉のメス」に抗って──SP活動に取り組むひとりの女性
からだを信じる──横着で優しいダンスセラピスト
血に染まる──花と刺し違える八十二歳
順調です。──べてるの家
オンリーワン──生徒が生徒を引っぱるスクール
めいわくかけて、ありがとう。──「その他の関係」のために
鷲田 清一[ワシダ キヨカズ]
著・文・その他
内容説明
ケアにあたるひとが、ケアを必要としているひとに、逆にときにより深くケアされ返す反転が“ホスピタブルな光景”には起きている。看護、ダンスセラピー、グループホーム、小学校、ゲイバー―。斯界の第一人者が反転の意味を追い、ケアの現場に立つ十三人へのフィールドワークをとおしてケア関係の本質に迫った、臨床哲学の刺戟的なこころみ。
目次
袈裟から白衣へ―ピアスをした尼さん
お経と詩―サスペンダーをしたお坊さん
学校という場所―サーフィンやってるセンセー
家族の定型はいま…―住宅にこだわる建築家
キャンピィ感覚―二丁目のクロちゃん
だれでもなくていられる場所―健康ランドに通う小説家
受け身と多様―「先生」と呼ばれる性感マッサージ嬢
「言葉のメス」に抗って―SP活動に取り組むひとりの女性
からだを信じる―横着で優しいダンスセラピスト
血に染まる―花と刺し違える八十二歳
順調です。―べてるの家
オンリーワン―生徒が生徒を引っぱるスクール
著者等紹介
鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。関西大学、大阪大学で教授職を務め、現在は大谷大学教授、せんだいメディアテーク館長。前大阪大学総長。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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