出版社内容情報
四作家を「葛西善蔵の妄想」「諧謔の宇野浩二」「飄逸の井伏鱒二」「飄飄太宰治」と題し、日本の私小説を新たな視点から語った作品。
四作家を「葛西善蔵の妄想」「諧謔の宇野浩二」「飄逸の井伏鱒二」「飄飄太宰治」と題し、日本の私小説を新たな視点から語った作品。
内容説明
仏文学が専門の学者・評論家であり、遊びや風俗から日本文化を独自に見つめていた多田道太郎は、私小説をこよなく愛していた。孤高の域にある、その語り口は軽妙且つ深遠で、「葛西善蔵の妄想」「諧謔の宇野浩二」「飄逸の井伏鱒二」「飄飄太宰治」と題された圧巻の文学評論四篇は日本の私小説の真髄に迫る。
目次
葛西善蔵の妄想
諧謔の宇野浩二
飄逸の井伏鱒二
飄飄太宰治
著者等紹介
多田道太郎[タダミチタロウ]
1924・12・2~2007・12・2。学者。評論家。京都府生まれ。東京帝国大学を中退し、京都大学文学部卒業後、京都大学教授などを歴任。ボードレールの研究が専門であるが、遊びや風俗から日本の文化を見つめなおした功績も大きい。また、日本小説を読む会を設立し、多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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