講談社文庫
曲げられた真相―ミステリー傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062764995
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

メルカトル法で描かれたある地図が、持ち主の父子のことを語り始めた。「御先代」の父は、恐ろしい秘密を地図に刻んでいた。息子も地図とともにその秘密を受け継ぐが…。「独白するユニバーサル横メルカトル」。七人の名手による、燦めく傑作短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIKETOM

4
「白雨」と「糸織草子」は面白いんだけど硬くて分かりにくい。いかにも連城風ではあるのだが。「独白する…」は、なんと地図目線での物語。こんなの初めて見た。かなり奇妙だね。内容はそこそこかな。「Rのつく月…」と「流れ星…」は読みやすく面白い。ただ、探偵の推理力が人間離れしすぎでリアリティに欠ける。「克美さんがいる」はやられた!って感じ。面白いね。ただ、ちょっと分かりにくいのが残念。読解力の問題なんだろうけど。「マザー…」はクソ面白くなかった。てか、60ページのうち30ページを読んで続読放棄。クソ面白くない。2018/12/12

ひょろ

3
石持浅海「Rの付く月には気を付けよう」これを表題作としたこのシリーズはおすすめ。おいしいお酒と、おつまみと、ミステリーの話。 あせごのまん「克美さんがいる」どちらがどちらなのか、混沌とした感じがいい。 平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」平山作品としてはちょっと物足りないかなと感じている私は間違いなく末期。2016/12/07

花奈

3
バラエティに富んだ作品集。やはり、1度にこれだけの作家の作品を楽しめる、というところにお得感がある。2011/07/17

ペミカン

1
この古いミステリアンソロジーを読んだのは、古川日出男さんの名前を見たから。どの人もなかなかに面白かった。それぞれの作品に違う色で染めてもらった感じ。なかでもやはり古川さんのストーリーテラーぶりは秀逸。「アラビアの夜の種族」以来手に取った「平家物語」もおおいに楽しみ。2023/02/09

☆☆☆☆☆☆☆

1
うん、これはなかなか平均レベルが高かった。一番よく出来てたのは、ヴォネガットへのオマージュと思しき古川作品ですかね。全然ミステリじゃないけど。2015/06/18

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