講談社選書メチエ<br> 完全解読フッサール『現象学の理念』

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講談社選書メチエ
完全解読フッサール『現象学の理念』

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062585279
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0310

出版社内容情報

完全解読シリーズ第4弾は、現象学の祖フッサール前期の代表作。主-客問題を批判し認識問題に大転換をもたらした画期的著作を読む。

完全解読シリーズ第4弾は、現象学の祖フッサール前期の代表作。主-客問題を批判し認識問題に大転換をもたらした画期的著作を読む。

内容説明

超難解哲学書を読み平らげる大好評「完全解読」シリーズ。第四弾は、主客問題を徹底的に批判することにより認識問題に大転換をもたらした、現象学の祖フッサール前期の代表作。さまざまな誤解にさらされてきた現象学の根本を、精緻な読みによって明快に解説。

目次

講義の思索過程(現象学的考察の第一段階;現象学的考察の第二段階 ほか)
講義1(自然な思考態度と自然的態度の学問;哲学的(反省的)思考態度 ほか)
講義2(認識批判の出発点、あらゆる知識を疑うこと;デカルトの懐疑考察にならって絶対に確実な地盤を獲得すること ほか)
講義3(認識論的還元の遂行、一切の超越者の排去;研究の主題、純粋現象 ほか)
講義4(志向性による研究領域の拡張;普遍者の自己所与性、本質分析の哲学的方法 ほか)
講義5(時間意識の構成;本質の明証的所与性としての本質把握、単一的本質の構成と普遍性意識の構成 ほか)

著者等紹介

竹田青嗣[タケダセイジ]
1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学部教授。哲学者、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

想像上の集合

1
フッサール現象学の立ち位置が分かった。非常に分かりやすく書かれているが繰り返しが多くクドく感じられる箇所も。2012/06/26

kiyoyama_san

0
『超解読はじめてのフッサール』を読んでいたので比較的解りやすかった。初学者は現象学の基礎を他の本などで読んでおくとイイとおもう。 あとがきにかえてが難しかったのでまた読もうと思う。2016/01/15

おもしろコミカルファニーさん。

0
現象学的反省って、それ相応の動機がないと開始できないものなのかもしれないなぁ。何かひとつの主義や主張にとらわれたり信念の虜になってしまい、その世界像の内側で安寧しようとしている人たちにとっては、現象学的な反省なんて意味ないだろうしなぁ。僕の仕事の領域であるメンタルの業界で言えば、多かれ少なかれ日常性からずり落ちてしまうっていう体験をしていないと、なかなか世界体験の信憑構造を解明しようとはならないだろうしな。ってことで、ある動機をもって生活している人たちにとっては大切なガイドブックになるだろう。2015/11/10

fukurou3

0
日本語がよくわからない。認識=デジカメでリンゴを撮影、内在=デジカメのメモリの論理空間で、超越=リンゴの画像データ?何回か撮影してデータに整合性があれば、疑いのないものとして、他のデジカメで写したデータとも一致すれば、普遍的と考えるということ?現象学的還元はリンゴそのものの存在はどうでもよくて、リンゴ画像データにいつも整合性があれば、それをもってリンゴが存在すると考えること?認識なんて赤ちゃんでもできることなのに、説明が難しいというのはどうかしている。難しい言葉で語られると、哲学のありがたみは増すけど。2013/08/01

home alone

0
すっごく分かりやすかった。カントとかデカルトの哲学を(かなり)いじってフッサールの現象学が完成された事が分かった。この本によると、一言で言うと、内在ー超越が主観―客観に置きかえられて、明証的所与性がどこまで認められるかが現象学のポイントであるらしい。フッサール天才だなと思った。いや、凄い2012/08/01

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