出版社内容情報
映画「君の名は。」で注目の新海誠による初長編アニメのノベライズ!もうひとつの戦後の世界。1996年、日本は南北に分断されていた。世界の半分を覆う共産国家群「ユニオン」は「エゾ」を支配下に置き、島の中央にとほうもなく高い、純白の塔を建造しつつあった。その頃、青森県の津軽半島に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は異国の大地にそびえる塔にあこがれ、飛行機で国境の津軽海峡を越え、塔まで飛んで行く計画を立てていた。しかし、浩紀が口を滑らせたせいで、クラスメイトの沢渡佐由理にばれてしまう。さいわいサユリはその飛行機、ヴェラシーラに強い関心を持ち、計画の共犯者になってくれる。浩紀たちと佐由理は、「ヴェラシーラが完成したらサユリを塔まで連れていく」と約束を交わす。ヴェラシーラが完成に近づくにつれ三人の仲も深まるが、サユリはある日、突然、浩紀たちの前から姿を消してしまう――。その約束も果たせぬまま……
新海 誠[シンカイ マコト]
原著
加納 新太[カノウ アラタ]
著・文・その他
内容説明
戦争により南北に分断された日本。“エゾ”はユニオンの支配下に置かれ、その島にとほうもなく高い塔が建造された。中学生の浩紀と拓也は異国の大地にそびえるその塔に憧れ、自分たちで作製した飛行機でその場所まで行く計画を立てていた。浩紀は好意を抱いていたサユリにそのことを話し一緒に行く約束を交わすのだが、ある日突然、彼女はその約束も果たせぬまま姿を消してしまう―。新海誠初の長編アニメーションを小説化。
著者等紹介
新海誠[シンカイマコト]
1973年長野県生まれ。アニメーション監督。2002年、ほぼ1人で制作した短編アニメーション『ほしのこえ』で商業デビュー、注目を集める。その後『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』で国内外で数々の賞を受け、16年公開の長編アニメーション『君の名は。』は記録的な大ヒットとなった。小説家としても高く評価されている
加納新太[カノウアラタ]
小説家・脚本家・雑文家。愛知県立大学文学部国文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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