出版社内容情報
明治学院大学キリスト教研究所長で韓国人の宗教学者の著者が、日本語と韓国語、2カ国語同時に執筆した比較文化論。「3.1独立運動」が平和主義に徹した非暴力の訴えだったことなど、「戦後最悪」といわれる日韓関係を改善するヒントとなる27編。
内容説明
朝鮮で始まった「3・1独立運動」は、日本を責めない非暴力の訴えだった。韓国人の宗教学者が、日本語と韓国語、2カ国語同時に執筆して話題となった比較文化論。「戦後最悪」といわれる日韓関係を改善するヒントとなる27編。
目次
日本を責めなかった3・1独立宣言
大本営跡トンネルに刻まれたハングル落書き
南北和解へ動く韓国ロマン主義
金正恩の宗教的カリスマ
金日成主義と近代天皇制
龍安寺の石庭は、韓国ではあり得ない
映画「タクシー運転手」に宿る韓国人の悔恨
韓国史を動かす「愚民」たち
貧乏くさい学者で私はありたい
東京はアジアのパリのようであった〔ほか〕
著者等紹介
徐正敏[ソジョンミン]
韓国生まれ。宗教と歴史学専門。韓国延世大学卒業。日本同志社大学大学院で博士学位取得。延世大学、同大学院教授歴任。現在、明治学院大学教授及び同キリスト教研究所長。朝日新聞「論座」の“政治・国際”セクションのコラムニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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