岩波現代文庫<br> 戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ

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岩波現代文庫
戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006033057
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0136

出版社内容情報

戦後、占領軍とともに入ってきて日本で復活したジャズは、アメリカそのものだった! 映画、文学、映像作品などの中に表象されたジャズを読み解くと、同時代の日本の文化・社会が見えてくる。日本のジャズ喫茶に通いつめ、その独自性を鋭く指摘し、自分でジャズピアノを弾く著者が、日本語で初めて書いた画期的な戦後日本文化論。サントリー学芸賞受賞作品。

内容説明

戦後、占領軍とともに入ってきて日本で復活したジャズは、アメリカそのものだった!映画、文学、映像作品などの中に表象されたジャズを読み解くと、同時代の日本の文化・社会が見えてくる。日本のジャズ喫茶に通いつめ、その独自性を鋭く指摘し、みずからジャズピアノを弾きこなす著者が、日本語で初めて書いた画期的な戦後日本文化論。サントリー学芸賞受賞作品。

目次

第1章 自由・平等・スウィング?―戦前・終戦後の日米ジャズ再考
第2章 大衆文化としてのジャズ―戦後映画に響くもの
第3章 占領文学としてのジャズ小説―五木寛之の初期作品を中心に
第4章 挑発するジャズ・観念としてのジャズ―一九六〇‐七〇年代ジャズ文化論(1)
第5章 ジャズ喫茶解剖学―儀式とフェティッシュの特異空間
第6章 破壊から創造への模索―一九六〇‐七〇年代ジャズ文化論(2)
第7章 過去の音楽へ―近年のメディアとジャズ文化

著者等紹介

モラスキー,マイク[モラスキー,マイク] [Molasky,Michael S.]
1956年、アメリカ・セントルイス生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明研究科博士課程修了(日本文学)。専攻は戦後日本文化史、特に日本・沖縄戦後文学およびジャズ音楽の受容史を中心に研究。現在、早稲田大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

32
なかなか難しい。ジャズと絡めて語られる日本文学の歴史について語られたカルチュラル・スタディーズとして読むのが相応しいのだろうが、もう少し掘り下げて欲しいという気もする。五木寛之や筒井康隆、村上春樹や倉橋由美子や中上健次といった作家たちの表層だけをサラッとなぞっただけという気も。だが、その幅の広さ/懐の深さこそが本書の面白さでありこの著者の美点とも感じられるので、それはないものねだりと言うべきか。ジェンダーについて語られているあたり、切り口は良い。これについてももう少し突っ込んで欲しかったかな、と感じられた2019/02/10

かふ

15
ジャズにはジェンダーの視点が欠けているとけっこう重要な指摘かもしれない。特に日本人のジャズのパイオニアとして穐吉敏子を忘れてはいけない。女パウエルと異名を取り日本人ということで物珍しさで渡米したが苦労の連続だった。彼女は日本人という黒人でも白人でもないマイノリティーで女性というハンデを背負って見世物的な(着物を着せられピアノを弾かせる)ジャズからオリジナルティを獲得していくが日本ではもっとも評価されてもいいジャズ・ミュージシャンだという。もともとジャズの男性中心主義的な、色物としての女性の扱いがある。2018/02/13

嫁宮 悠

7
ジャズ史について語られた書籍は数あれど、日本におけるジャズ文化について語られた書籍は意外にない。しかもジャズと戦後日本文化には密接な関係があると断言する本書の主張には驚きを禁じえない独自性がある。本書は戦後日本文化の学者、しかも外国人であり、ジャズマンでもある著者が、日本におけるダンスミュージックとしてのジャズから始まり、映画、文学、学生運動、アングラ芸術などを取り上げ、戦後日本文化とジャズのインタープレイを解説し、そしてジャズとは何かという本質的な問いにも迫る。日本独自のジャズ喫茶文化への辛口評論も見所2021/04/03

ゆとにー

2
映画をメモがてら…「酔いどれ天使」「嵐を呼ぶ男」「ラウンド・ミッドナイト」「バード」「モア・ベター・ブルース」「死刑台のエレベーター」「大運河」「危険な関係」「殺られる」「十三人連続暴行魔」「略称・連続射殺魔」2018/04/11

takao

1
ふむ2021/05/09

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