出版社内容情報
弱さとは何か。文学と現実の関係を考え続けてきた著者初のルポルタージュ。書き下ろしの長いあとがき付き。
内容説明
ダウン症の子どもたちのためのアトリエ、身体障害者だけが演じる劇団、クラスも試験も宿題もない学校、認知症の老人たちと共に暮らし最期まで看取ろうとする人々、死にゆく子どもたちのためのホスピス…。作家は、何を見て、何を感じたのか。「弱さ」とは何か。文学と社会、ことばと行動の関わりを深く考え続けてきた著者による初のルポルタージュ。「岩波現代文庫版のための長いあとがき「さよなら、ラジオ」のこと」を新たに付す。
目次
いいんだよ、そのままで―ダウン症の子どもたちのための絵画教室
たいへんなからだ―身体障害者の劇団「態変」
愛のごとく―「人間以上」のものを愛することについて
電気の哲学者―非電化工房代表の藤村靖之博士
山の中に子どもたちのための学校があった―南アルプス子どもの村小学校
尾道―「東京物語」二〇一三
ベアトリスのこと―子どもホスピス、マーチン・ハウス前編
ここは悲しみの場所ではない―子どもホスピス、マーチン・ハウス後編
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年生まれ。作家。81年『さようなら、ギャングたち』(講談社)で群像新人長編小説賞優秀作を受賞してデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』(河出書房新社)で三島由紀夫賞、『日本文学盛衰史』(講談社)で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』(新潮社)で谷崎潤一郎賞のほか、NHK放送文化賞の各賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メタボン
naotan
原玉幸子
justdon'taskmewhatitwas
amanon