内容説明
戦乱止み、文化の花開く泰平の世へ。家綱・綱吉から吉宗を経て家治まで、一七世紀半ばからの百年余をみる。安定には安定のための仕組みがある。武威重視の価値観を転換する、どのような政策が打ち出されたのか。新田開発や流通網の整備、歌舞伎・相撲などの娯楽の広がり、朝鮮や琉球との往来など、躍動する時代を存分に描く。
目次
第1章 東アジアの動乱と平和の訪れ
第2章 江戸幕府の権力機構
第3章 新たな価値観の創出
第4章 豊かな経済、花ひらく文化
第5章 「構造改革」に挑む―享保の改革
第6章 転換期の試み―田沼時代
おわりに―格差社会の広がり
著者等紹介
高埜利彦[タカノトシヒコ]
1947年東京生。1972年東京大学文学部卒業。東京大学史料編纂所所員、学習院大学文学部助教授を経て、学習院大学文学部教授。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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