出版社内容情報
「自分の仕事と世の中のつながりについて」「この世で失いたくない，残しておきたいものについて」の二つのアンケートに，戦後日本を代表する各界の先達がそれぞれ忌憚ない信条を吐露されている．この巻には，安倍能成，志賀直哉，津田左右吉，和辻哲郎，荒畑寒村，正宗白鳥，中野重治，柳田國男ら二十氏の発言を収める．
感想・レビュー
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うえ
5
長谷川如是閑「私はもの心を覚えてから、多くの凡庸人がそうであるように、どうしたら世の中に貢献することができるかとか、人間の生き方はいかにすべきかとか、人生とはどんなものであるかとかいうようなことを抽象的に考えたことはない…自分の仕事も、ただ好き勝手なことをして来ただけで、何かに対する義務とか責任とかからした仕事ではない…「ねばならぬ」ことは一つもしないので、重い気分で何かをした覚えはない…尤も私は絶対に人と競争する気がないので、敵味方の対立を必要とするスポーツは何一つやったことはない」如是我聞2017/08/31
