出版社内容情報
「自由の理念は破壊不可能なものである」。純粋法学の創始者ハンス・ケルゼン(1881-1973)の代表作。相対主義に立つ世界観と現実主義的知性から、議会制民主主義は「自由」の最大化を実現する国家形態であるとして擁護し、絶対的価値の想定にもとづく独裁を批判する。民主主義の危機が切迫した一九二九年刊。
内容説明
「自由の理念は破壊不可能なものである」。純粋法学の創始者ハンス・ケルゼン(1881‐1973)の代表作。相対主義に立つ世界観と現実主義的知性から、議会制民主主義は「自由」の最大化を実現する国家形態であるとして擁護し、絶対的価値の想定にもとづく独裁を批判する。民主主義の危機が切迫した1929年刊。
目次
民主主義の本質と価値(第二版、一九二九年)(自由;国民;議会;議会制改革;職能議会;多数決原理;行政;統治者の選択;形式的民主主義と社会的民主主義;民主主義と世界観)
民主主義の擁護(一九三二年)