出版社内容情報
徳川の泰平は、徳川政府の大名に対する厳格な支配によってもたらされたものではなく、各々の分に応じた義務を遂行する、または遂行しているように見せかける双方の「演技」によって作り上げられていた――様々な統制や制度の中でどのように政治が動いていたのかを、当時の人々の政治行動の理解のしかたに即して解き明かす。
内容説明
徳川の泰平は、徳川政府の大名に対する厳格な支配によってもたらされたものではなく、各々の分に応じた義務を遂行する、または遂行しているように見せかける双方の「演技」によって作り上げられていた―様々な統制や制度の中でどのように政治が動いていたのかを、当時の人々の政治行動の理解のしかたに即して解き明かす。
目次
序論
第1章 政治の地理学
第2章 巡見使と情報収集における演技
第3章 ゾンビの政治
第4章 境界争い
第5章 神となった大名
第6章 複数の歴史
結論
著者等紹介
ロバーツ,ルーク・S.[ロバーツ,ルークS.] [Roberts,Luke S.]
1959年生まれ。オハイオ州オベリン大学卒業、プリンストン大学大学院博士号。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校教授。日本近世史
三谷博[ミタニヒロシ]
1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学。公益財団法人東洋文庫研究部研究員。東京大学名誉教授。19世紀日本史
友田健太郎[トモダケンタロウ]
1967年生まれ。東京大学法学部卒業。新聞社勤務後、ニューヨーク州立大学大学院卒業。放送大学博士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。