内容説明
地球規模の環境課題である気候変動問題、およびその緩和を目的とした対策は、社会を構成するすべての人間活動や生態系に影響を及ぼすことから、多くの学問分野で取り組まれており、目覚ましい学術的な進展がみられる。本巻では、気候変動問題に軸足をおいた各学問分野における最新の知見を、政策論に焦点をあてて提示する。
目次
序章 京都議定書後継合意の行方
第1章 気候変動の国際制度の展開とその課題
第2章 緩和に関する国際的合意形成
第3章 気候変動政策の便益評価
第4章 緩和の政策手段
第5章 緩和と貿易
第6章 経済モデルを用いた気候変動政策分析
第7章 適応と社会経済システム
第8章 気候変動政策に関する主要国の意思決定
著者等紹介
新澤秀則[ニイザワヒデノリ]
兵庫県立大学経済学部教授。専攻、環境経済学
高村ゆかり[タカムラユカリ]
名古屋大学大学院環境学研究科教授。専攻、国際法学・環境法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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