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古典講読 徒然草

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000287036
  • NDC分類 914.45
  • Cコード C0395

内容説明

この世に生きる人びとの心の内を、徹底した観察眼によって鋭く造形した中世文学の白眉『徒然草』。その作者である兼好とは、どのような人物であったのか。出家前のエピソードもふまえつつ、本文の精緻な読解から、その人間観、女性観、信仰心、美意識などに迫る。作者の人物像を通して、より深く作品世界へと踏み込む。

目次

第1講(鬼女の噂―物見高い兼好;院の御桟敷―中世京都の都市空間;賀茂の競馬;兼好の生没と出家の年)
第2講(兼好と堀河家;兼好の関東体験;兼好は東男か;悲田院の堯蓮上人―兼好の吾妻人に対する意識)
第3講(兼好ごのみの女性;飲酒論;感覚的なものから内面的なものへ;心の観察と現実に対する認識;日本的なものへの親和)

著者等紹介

久保田淳[クボタジュン]
1933年生まれ。東京大学名誉教授。日本中世文学・和歌文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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