フタバから遠く離れて―避難所からみた原発と日本社会

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246750
  • NDC分類 778.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

3月11日以降,町全体が警戒区域となり,町ごと埼玉県に避難した福島県双葉町.その後一年のあいだ,埼玉県加須市・旧騎西高校の避難所に密着した映画作家が見たものは.原発立地自治体である町の歴史,住民の苦しみ,国への思いと行動が織りなす現在とは.井戸川克隆町長への

内容説明

3月11日の震災と原発事故により、原発立地自治体である福島県双葉町は、町ごとの避難を強いられた。埼玉県加須市・旧騎西高校の避難所に密着した映画作家が見たものは。出会った人びとの声に、私たちは何を聞きとることができるのか。同名映画の公開に合わせ、緊急出版。

目次

第1章 最も遠くへ避難した町の一年(春;梅雨;夏;秋;冬;二回目の春)
第2章 震災と映像
第3章 避難所からみたニッポン(避難所からみた再稼働問題;避難所からみた地方政治;避難所からみた民主主義)
井戸川克隆町長インタビュー(敢えて、みなさんに見ていただきたい)

著者等紹介

舩橋淳[フナハシアツシ]
1974年大阪生まれ。東京大学教養学部卒業後、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアルアーツで映画製作を学ぶ。処女作の16ミリ作品『echoes』(2001)は東京国際、ミュンヘン、カルロヴィ・ヴァリ等の映画祭へ招待され、仏アノネー国際映画祭で審査員特別賞・観客賞を受賞、翌年日米で劇場公開された。ニューヨークでは時事・社会問題を扱ったドキュメンタリーを製作、アルツハイマー病に関するドキュメンタリーで米テリー賞を受賞(2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えす

5
同名映画監督が見つめた双葉町民の記録。私には何もできないし、涙を流して「ひどいことだ」と憤っても何も変わらないけど、それでも目をそらさないで顛末をきちんと見ていなくてはいけないなと思いました。昨年末、双葉町長が議会から不信任案を出されて議会を解散しました。またその町長が職員への年頭訓示で町への帰還目標を暫定的に30年後と話しています。神戸アートビレッジセンターでちょうど映画が公開されているので、行ってみようと思います。2013/01/03

ochatomo

3
埼玉県へ集団避難した同名ドキュメンタリー映画を撮った監督の回想・考察 なお2013年3月10日新町長が当選し6月17日町役場は福島県いわき市へ 2012刊2013/05/05

やまべ

3
今週末に、この本で語られている旧騎西高校=双葉町の避難所で歌う予定があるので、読んでみた。避難所という一つの切り口から、さまざまな論点に展開させていく良書。結局は、この社会において民主主義はどうあるべきなのか、という話につながっていく。そこで次に読む本が決まった。2013/10/21

keitee

2
すべての日本人に読んで欲しい。いや、読むべき!映画も合わせて見たい。2013/02/22

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