社会主義インターナショナルの群像 1914‐1923

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  • サイズ A5判/ページ数 438,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000234290
  • NDC分類 309.33
  • Cコード C3022

内容説明

19世紀末以来、第二インターナショナルに集い反戦の努力を続けてきたヨーロッパの社会主義者たちは、第一次大戦勃発と同時に愛国主義の大波に呑み込まれた。本書は、戦後に再開された平和と国際連帯の新たな模索が、第三インターナショナル(コミンテルン)創設をさしはさんで、痛烈な相互批判と分裂のなかで破綻するまでの苦難の歴史を描く。本書をとおして、われわれは、社会主義の未来のために何がなされなければならないか、そして何がなされてはならないかを、痛切な念とともに銘記するだろう。

目次

第1部 第二インターナショナルの「崩壊」(復活か新生か―一九一四年;中立国の主導権;「南グループ」の動き ほか)
第2部 三つのインターナショナル(アムステルダム・モスクワ―インターナショナルの分裂、一九一九年三、四月;ルツェルン―第二インターナショナル、一九一九年八月;ジュネーヴ―第二インターナショナル最後の大会、一九二〇年七‐八月 ほか)
まとめと展望
補論(第二インターナショナルの形成―一八八九‐一八九六;社会主義・民族・代表権―国際主義と国民国家;第二インターナショナルと植民地問題)