「原発さまの町」からの脱却―大熊町から考えるコミュニティの未来

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000227964
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0036

内容説明

「絶望の共有」と「国策」自治会を超えて。避難民への徹底した聞き取り調査等から、人々の間で「創発するコミュニティ」が形づくられていく可能性と条件、その手ざわりをリアルに描き出す。

目次

第1部 ゆらぐ「原発さまの町」(ゆらぐ「原発さまの町」―五年間帰らないことを決めたおおくま;「福島県のチベット」から「原発さまの町」へ)
第2部 「原発さまの町」からの離床(「あるけど、ない」コミュニティ;「国策」自治会へ/から;もうひとつの自治会;ネットワーク型コミュニティの一つのかたち―Kさんの聞き書き;「創発するコミュニティ」の形成に向けて―「新しい近隣」の発見を超えて)

著者等紹介

吉原直樹[ヨシハラナオキ]
1948年生まれ。東北大学名誉教授、大妻女子大学社会情報学部教授。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

14
剥奪された人びとの間で亀裂、分断、対立(3頁)。 被災した挙句失業者になっていく恐ろしさ(22頁)。 仮の町、災害公営住宅の建設(39頁)。 量的プラス効果が本質的にポスト原発を模索する質的弱点 をさらけ出し、ほころびだらけの安全神話で上塗りされた 原発神話に依存し続ける町(69頁)。 レベッカ・ソルニットの「災害ユートピア」。 即興的なコミュニティがいっそうの社会的放棄と、公的なものの いっそうの私物化と隣り合わせで出現(74頁)。 2014/03/22

ポルポ・ウィズ・バナナ

1
「女性の会」の活動の将来性。つまり、「内に閉じて行かない」ことに伴う不安定性を引き受けること。すなわち「内在に還ることなく『外』に向かって開かれている」こと。そしてそこから必然的に生じる「他者と折り合う」ことーーが大事である。が、それができないのが日本人のダメなとこなんだよな。2014/01/23

pandamajp

1
ちょっと言葉が難しすぎてよくわかりませんでした。論理も結論自己陶酔的でもあいまいな感じがしました2014/01/08

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