出版社内容情報
韓国財閥は1960年代半ばから政府の開発政策と輸出振興策に積極的に呼応することによって急速な拡大を遂げた。その後の政府の政策転換,1997年に発生した通貨危機など環境の変化に彼らはどのように対応して成長を続けてきたのか。四グループの組織管理機構とその下での資源配分(人材と資金)に着目し分析する。
内容説明
韓国財閥は1960年代半ばから政府の開発政策と輸出振興策に積極的に呼応することによって急速な拡大を遂げた。しかし、その後の政府の政策転換、1997年に発生した通貨危機など韓国の経済環境は大きく変化したが、財閥はそれにどのように対応して成長を続けたのか。上位4グループの組織管理機構とその下での資源配分(人材と資金)に着目し、分析する。
目次
序章 分析視角と課題
第1章 韓国経済の構造変化と財閥の成長
第2章 所有構造とグループ内出資の変化
第3章 経営改革の始動―俸給経営者の登用と組織改革
第4章 俸給経営者の経歴とグループ経営
第5章 通貨危機後の構造調整とグループ内出資
第6章 経営改革のさらなる進行
終章 結論
著者等紹介
安倍誠[アベマコト]
1965年生まれ。1988年一橋大学経済学部卒。現在、日本貿易振興機構アジア経済研究所新領域研究センター主任研究員。専攻、韓国企業・産業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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