てらいんくの評論<br> 日本の昔話絵本の表現―「かちかち山」のイメージの諸相

個数:

てらいんくの評論
日本の昔話絵本の表現―「かちかち山」のイメージの諸相

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784925108591
  • NDC分類 019.5
  • Cコード C0095

内容説明

二つの話を接合して成り立つ「かちかち山」は、戦前においてはうさぎが人間に代わって仇討ちを果たした話としてもてはやされました。戦後においてはそこを強調しなくなり、代わりに土の舟に乗ったたぬきの在り方に目がいくようになりました。その最後の画面の推移に昔話絵本のもたらす功罪を考えさせるものがあります。

目次

序章 日本の昔話絵本の考察にあたって(動物を描く日本の絵画の伝統;「かちかち山」絵本の考察にあたって)
第1章 江戸期(『むぢなの敵討』;『兎大手柄』)
第2章 明治期から昭和の終戦まで(『かちかち山』(日本昔噺)
『カチカチヤマ』(日本一ノ画噺)
『かちかち山』(講談社の絵本))
第3章 戦後期(『かちかちやま』(むかしむかし絵本12)
『かちかちやま』(日本のむかし話)
『かちかちやま』(おざわとしお再話))

著者等紹介

神立幸子[カンダツユキコ]
1936年、東京都に生まれる。白梅学園短期大学講師(非常勤)。日本児童文学学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shirokuromarble

0
予想以上におもしろかった。そういえば「かちかち山」ってタイトルの軽快さとは打って変わって相当グロいお話だったんだよね。江戸期では表向き仏教信仰のため肉食は禁じられているのに野生動物を食していたその矛盾点が表されているとか、戦時中はたぬきやうさぎは植民地に住む人たちを表している……、とかすごく興味深かった。お話としてのフォルムはできあがっていても、その時代によって表していることは違うのだね。今、描くなら格差社会とかを表現するかな?虐げられている民は動物以下だものね…、2012/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2011300
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。