内容説明
原子力開発の是非をめぐる議論が今、様々な場で行われるようになってきた。原子力事故の発生、あるいは事故隠しがある度に、人々は原子力発電を受け容れ続けてよいのか迷う。本当に安全なのか、ほかに替わる新エネルギーはないのか、環境問題は解決できるのか。そんな疑問に対して、本書は大きな力添えとなる。
目次
第1部 原子力を取り巻く情勢(国民の原子力不信の高まり;メディアの報道する原子力問題;エネルギー・環境問題における原子力の位置付け)
第2部 国民及び立地地域の原子力受容問題(国民一般の原子力受容;立地地域の原子力受容;地域振興策への評価と課題 ほか)
第3部 環境政策及び電力規制緩和に対する展望(温暖化のシミュレーションと原子力の役割;電力規制緩和と原子力)
資料 原子力各種施設の現状と計画(発電用原子炉の現状と計画;使用済燃料貯蔵の現状;高速増殖炉計画の現状 ほか)