出版社内容情報
本書は、octaveというフリーソフトウェアを使って、数値解析の基本的な手法をベースに、その原理がわかるように解説しています。第1部（第1～3章）ではoctaveの基本的な使い方を説明します。まず、octaveをインストールするやり方について説明し、その後、キーボードから命令を入力して、対話的にoctaveを用いる方法について説明します。最後にファイルのプログラムを書いて、それをoctaveに実行させる方法について解説します。第2部（第4～6章）では、数値解析の基本について解説します．具体的には、第4章で「線形方程式の解法」、第5章で「数値積分法」、第6章で「代数方程式の解法」について説明します．先に述べたように、始めはごく基本的なところからスタートし、徐々にそれを拡張していくというアプローチをとっています。
内容説明
本書は数値解析を初めて学ぶ人を対象とし、数値解析の常識といえる初歩的な内容を取り扱います。本書では、すでに定義されている関数やパッケージをそのまま使うということは避け、数値解析の基本的な手法をベースに、その原理がわかるように解説することを心がけました。特に本書で数値解析について独学しようとする方のため、初めはごく基本的なことから始め、次第に内容をステップアップするように構成してあります。
目次
第１部 ｏｃｔａｖｅの基本的な使い方（ｏｃｔａｖｅのインストールと起動まで；プロンプトからのコマンド入力；ファイルからの入力）
第２部 Ｏｃｔａｖｅを用いた数値計算（線形方程式の解法；数値積分；代数方程式の解法）
著者等紹介
北本卓也［キタモトタクヤ］
１９９０年筑波大学第３学群情報学類卒業。１９９２年筑波大学工学研究科中退。筑波大学数学研究科助手。１９９９年山口大学教育学部講師。現在、山口大学教育学部助教授。博士（数学）
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