シベリア抑留 スターリンの捕虜たち―ソ連機密資料が語る全容

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894531352
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0022

内容説明

なぜ日本軍将兵は長期抑留されたのか?隠され続けた真実がいま明らかに。政府・軍に関する膨大な公文書をもとに、収容所体制・思想教育・本国送還など日本人シベリア抑留の謎に迫った画期的労作、ついに刊行。

目次

第1部 戦争と捕虜(ソ日戦争;ソ連領収容所への最後の行軍)
第2部 ソ連政治機関の軍事捕虜教化活動―ソヴィエト化(1945~49年)(捕虜の初期(1945年夏~46年末)
ソ連体制の価値観への抵抗(1947年)
ソヴィエト化(1948~49年))
第3部 日本の民間人と軍事捕虜の本国送還(1946~56年)(本国送還のはじまり;1947年の本国送還活動;1948年の本国送還活動;大詰め)

著者等紹介

カルポフ,ヴィクトル・ワシーリエヴィチ[Карпов,Виктор Васильевич]
1960年ウクライナ生まれ。ウクライナ軍中央博物館館長。モスクワの人文科学大学軍事教育学部歴史科卒業。極東軍管区戦史博物館長(ハバロフスク)、ウクライナ国防省教育総局をへて’95年から現職。’97年「スターリンの捕虜たち」をキエフで出版。その他論文多数

長勢了治[ナガセリョウジ]
1949年北海道生まれ。翻訳家。北海道大学法学部卒業後、三菱ガス化学に勤務。’95年退社、ロシア極東国立大学函館校でロシア語を学ぶ。訳書に「完訳 シベリアの日本人捕虜たち」(自費出版)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichi Mori

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シベリア(厳密にはソ連)抑留について旧ソ連側の資料を基に書かれた本。旧ソ連がいかにして捕虜を共産主義者にしようとしたか、工作の経緯については興味深い。但し抑留の悲惨さについてはほとんど触れられてない。2012/03/14

なっちゃん

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日本人ソビエト抑留をソビエト側から見た本です。ソ連側の思想教育に現役だった日本軍将兵が長く強く反発していたこと逆に予備役で招集された将兵には思想教育に一定の効果があったこと。日本軍は降伏したのではなく天皇陛下の戦闘停止したのだと主張していたのが印象的でした。ソ連側も日本人抑留者の返還を渋らざる負えない程の人手不足の状況、ソ連側の日本人捕虜の受け入れ態勢も分かり、日露戦争、シベリア出兵、ノモンハンの戦いの清算のためではないこともわかりました。2018/12/23

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