内容説明
愛らしい和の蔵書票の世界をのぞける魅力的な1冊!!『蔵書票(ラテン語で『エクス・リブリス Ex Libris』)』とは蔵書の表紙・見返しなどに貼付けて、その蔵書者を示すための、印刷した小票。本書では日本の蔵書票文化を可愛らしい実物のコレクション200点以上で紹介していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lonesome
49
古本を買うと前の持ち主の名前が書かれていたり蔵書印が捺してある本に遭遇することがままあるけど、蔵書票が貼られてる本はなかなかお目にかからない。なのでこうしてたくさんの美しい蔵書票を見ると圧巻だ。和の蔵書票ということで図柄や色使いや文字にも味があって芸術品だなあと見惚れてしまう。なかに武井武雄や川上澄生作の蔵書票もあって羨ましいと思ったし、自分でも作ってみたいなと思うけど自分には絵心もないし版画の技術もないことを思い出した。でも自分だったらどんな蔵書票を作ろうかって考えるのも楽しいな。2015/07/11
びわこっこ
22
私設図書館を主宰していると、古書店から蔵書を譲ってほしいと言われることが年に数回ある。この本がそうだが、私にとっては手放したくない寄贈本だ。エクス・リブリスと呼ばれる蔵書票は、その書籍の所有者を示すための小票だが、和の蔵書票は、日本の切手と同様に、印刷技術に優れ、色遣いや描かれる、主に日本の民芸品が素晴らしい美術品だ。「こけし」の蔵書票を見ながら、まちライブラリー@岩出山の蔵書票を作ってみようかと思った。2022/12/30
かぎしっぽ
4
読んだ、と言っていいのか・・・。全ページ見ました。先日つぶやきで『蔵書票』の存在を知り興味を持ったので、図書館で借りてみました。この本は解説は少なく(最小限の基本的な情報のみ。)全ページカラーなのはよいですが、日本のものだけなので、ちょっと物足りないかな。見て楽しむだけかな。こけしのイラストに『EX・LIBRIS』の文字が入ってたりするのがかわいい。2013/07/22
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