目次
『ブラフマ・スートラ』に対するシャンカラの序論
論議の対象としてのブラフマン
定義の対象としてのブラフマン
ヴェーダを認識する唯一の淵源としてのブラフマン
直接の関連
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちこ
2
「バラモンの精神界 ─ インド六派哲学の教典 訳・解説 湯田豊」を読んだときに訳のスタンスがすごくすっきりとして見え、このかたの解説ならシャンカラに呑まれずに読めるかも…、と思い、読みました。結果、大正解。 文法的に無理のあるウパニシャッドの解釈など、これだけ読めたらそうとうおもしろいのだろうなという解説がたくさんありました。 一行一行かなり集中力を要すので読むのに半年以上かかりましたが、これでやっとシャンカラの世界に触れることができそう。日本にもすごい学者さんがいるのですよね。びっくり。2016/10/14