近世日本の経済社会

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784892054587
  • NDC分類 332.105
  • Cコード C1021

内容説明

日本人の勤勉さの源は江戸時代の「勤勉革命」にある。伝統的歴史観に代わる独創的な経済史論。

目次

1 日本における経済社会の展開
2 経済社会の成立とその特質―江戸時代社会経済史への視点
3 近世日本の経済発展
4 歴史人口学を通じてみた江戸時代
5 近世日本の経済発展とIndustrious Revolution
6 産業革命対勤勉革命

著者等紹介

速水融[ハヤミアキラ]
昭和4年(1929)東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。経済学博士。日本常民文化研究所研究員、慶応義塾大学教授、同大学経済学部長、国際日本文化研究センター教授を経て、現在、麗沢大学教授。専攻は日本経済史、歴史人口学。平成12年、文化功労者に顕彰され、翌年、日本学士院会員に選出される
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感想・レビュー

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てれまこし

5
産業革命ならぬ勤勉革命(industrious revolution)。江戸中期、日本では産出量を増やすために資本(家畜)の利用を減らし、労働をより多く投入した。より資本集約的、労働節約的な西欧の産業革命とは異なる発展経路を示すものとして提示された概念である。これがあった故に、日本の近代化も円滑に進んだ。同時に、西洋資本主義とは異なる経済文化も発展させた。労働生産性より余剰労働力をいかに吸収するかが主要な関心だから、労働が苛烈だし無駄も多い。そのかわり、細かいところまで気配りが行き届く。貧富の格差も小さい2018/10/04

Kazuyuki Koishikawa

0
近代社会とは何か考えてこなかったけれど身分差を利用する貨幣と財の移動あるので江戸時代は近代社会ではないとあって近代社会とは何だろうとふと思った。2011/12/12

homkithi

0
産業革命industry revolutionならぬ勤勉革命industrious revolutionの意味が分かりました。2008/09/08

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