内容説明
信長亡き後、天下人となった秀吉はアジアの支配者たることを欲し、やがて朝鮮に出兵する…。東西の諸勢力が複雑に絡みあい、幾多の悲劇をうんだ秀吉の「外交」を、雄大なスケールでえがく。
目次
第1章 アジアの小猿と南蛮人―秀吉とバテレン
第2章 青天の霹靂―バテレン追放令
第3章 明暗―関白・商人・バテレン
第4章 猪突猛進―大東亜の覇者たらん
第5章 太閤と小琉球―日比交渉の発端
第6章 外交と無外交―日比交渉の進展
第7章 嵐の前の静けさ―天下泰平
第8章 暗雲低迷―バテレンとフラーデ
第9章 運命の星にみちびかれて―「サン・フェリーペ号」遭難
第10章 波瀾万丈―明の冊封使と土佐の急使
第11章 命令一下―「サン・フェリーペ号」積荷没収
第12章 台風一過―太閤外交の終局