内容説明
06年1月に来日公演を控え、世界を舞台に活躍し日本ではオペラファン等から熱狂的に支持されている指揮者ゲルギエフについて、現在までの軌跡を紹介。ゲルギエフの音楽が聴きたくなる一冊。
目次
第1楽章 生い立ちから指揮者誕生まで(幼年時代、少年時代―北オセチアの自然:山と太陽のエネルギー;ウラジカフカスの音楽学校―ユニークな英才教育;サンクトペテルブルグ―ヨーロッパ音楽とロシア音楽の伝統から生まれた指揮者)
第2楽章 ペレストロイカの寵児―カリスマ・プロデューサー(マリインスキー劇場におけるペレストロイカ;ロシアの中のゲルギエフ―国民的指揮者;世界を舞台に―世界に飛翔するロシア・オペラ)
第3楽章 ゲルギエフの音楽観(歴史感覚、宗教感覚と現代性―『ムツェンスク郡のマクベス夫人』;オペラという総合芸術の魅力と魔力―『戦争と平和』『ボリス・ゴドゥノフ』;音楽を超える音楽―時代を超えて:ショスタコーヴィチ、そしてワーグナー)
著者等紹介
安達紀子[アダチノリコ]
早稲田大学講師、エッセイスト、通訳、翻訳家。マリンスキー・オペラ友の会の会員。京都市出身。早稲田大学大学院(露文専攻)博士課程満期退学。1986年から92年までモスクワに住み、映画撮影所モスフィルム、朝日新聞モスクワ支局、マールイ劇場などで通訳の仕事をする。帰国後は演劇、音楽関係の通訳をしながら、ロシア演劇を研究。演劇雑誌『悲劇喜劇』に評論を執筆。オペラ、バレエにも興味を持つ。1999年、『モスクワ綺想曲』で小野梓芸術賞受賞。同年、ロシア文化省より、プーシキン記念メダルを授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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宵子