餃子ロード

餃子ロード

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883440344
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

48
私の勝手な思い込みなんですが「絵や写真の第一線で活躍している人たちは文章もいい」というもの。この著者甲斐大策さんも例外ではなく、私の思い込みはまた強くなっていくのでした。冷静で非常に落ち着いているけれど、あたたかい目線を持っている人が多い気がする。そして、そういう人の書く文章は間違いなくおもしろい。大連生まれの甲斐さんが子供の頃食べた鍋貼(焼餃子)、アフガニスタンなど中東の地で食べる餃子に似た食べ物、中国本場の水餃(子)、それぞれに土地での思い出、人との出会いがある。2017/02/19

syaori

26
タイトルから餃子のルーツを追った本と思うと肩透かしを食うのではないでしょうか。本書は「餃を語れば人間が立ち現れ」そして「描きつくせない大きさでアジアの大地があった」というように、土地や人間を描いた本なのだと思います。作者は紛争の絶えないアフガニスタンや近代化する大連で人々と餃を食べ、時の流れの中で変わらないもの変わっていくものを見つめます。その少し郷愁も感じる視線は静かで、不思議なことに読了後は天馬の水場だという山奥で饗応されたオシャク、北京の凧売り老人からもらった水餃など餃のことばかり思い出すのでした。2016/06/10

ようはん

12
アフガニスタンや中国北部等の餃子文化圏を旅する紀行作品で餃子というよりは各所に住む人々の生活と文化の情景がメイン。アフガニスタンに関してはタリバンはもとよりソ連侵攻よりも前の時代の話である為、今のアフガニスタンの混乱を考えると失われてしまった情景もあるのだろうかと思う。2021/08/29

Levi

5
餃子を食べる地域への旅。場所柄、剣呑な場面にも遭遇される。行ってみたい地域だけど行けないので、こういう形で知れるのも嬉しい。2012/06/23

moon_in_kobe

3
さすらうとは生きる事。生きる事とは食べる事。半端なルポとは違う。そして、また世界をさすらうのだろう。2010/05/26

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