内容説明
傷ついた自分をみつめ直すために!本書は「たたかいにかつ」ための本ではない。「たたかいにかつことは、いいことだ」という議論にまけそうなとき、めげない元気を呼びさます。競争のもつ悲喜劇にたえるための、心の予防ワクチン。
目次
1 なにと「たたかう」のか?
2 競争/ゲームのパラドクス
3 相対評価=序列主義の逆説
4 業績原理の背後の官僚制、大量生産、社会ダーウィニズム―相対主義、流体思考、ディジタル化
5 あいてを自分の土俵にあげる
6 擬似的生物学イメージによる秩序
7 やくわり秩序
8 優先順位―おいこし、わりこみ、まちぼうけ
著者等紹介
ましこひでのり[マシコヒデノリ]
1960年茨城県うまれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、中京大学教養部教授(社会学)。主要著作、『イデオロギーとしての「日本」』(三元社、1997年)
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