出版社内容情報
狭い専門分野にとらわれない研究で知られる著者による社会言語学概説。第1部で社会言語学黎明期以降の代表的研究を紹介、第2部では方法論を体系的に網羅。「知的な緊張に満ちた、すぐれた入門書」(田中克彦氏)。
内容説明
社会言語学は、人間不在のママゴト言語学への挑戦の中から誕生した。本書はその黎明期の代表的研究を紹介しつつ、社会科学・思想史の展望の中に位置づける。知的な緊張に満ちた、すぐれた入門書である。
目次
序論 社会言語学がとりあげるべき問題
第1部 社会言語学の歴史(一九六五年ごろまでの言語学―社会学的視点の排除と社会言語学的傍系;一九六五年から一九七五年までの社会言語学;一九七五年以降の社会言語学)
第2部 社会言語学の諸問題(歴史的個別言語の混質性;一国のなかの多言語の共存;言語の成文化;態度;社会言語学と言語史;社会言語学はどのような学問か)