鷲田小彌太《人間哲学》コレクション
老後に備えない新哲学―ポジティブ“隠者”入門

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882029458
  • NDC分類 159
  • Cコード C0336

出版社内容情報

「2007年問題」なんてない! と喝破する鷲田教授が、渾身の人生哲学を大展開する。
〈定年後〉は新しいライフスタイルを獲得するチャンス。現代版「隠者」の生き方を手
がかりに「どうすればいいのか」を具体的にアドバイス。
▼本文より……情報社会と高度消費社会の本格化に応じて、働くことの意味が大きく
変わったのです。……本書はこの変化のなかを生き抜く一つのモデル、積極策を提唱
します。それが〈隠者〉の生き方です。……仕事のない人生こそ、老後の人生だなど
と、安易に考えないでください。仕事は、誰の人生にも、どんな人生にも存在しま
す。見いだそうという意志さえあれば、です。……
老人になるということは、新しい可能性の時期でもあるということです。いままで
の延長としての人生でなく、仕事を変えることで別な人生を手に入れる、ということ
なんです。……この人生の中心は、やはり仕事である、といわなければなりません。
新しい仕事です。……新しい仕事にチャレンジするという精神と行動が、その後の人
生を楽しくする鍵なのです。

内容説明

「2007年問題」なんてない!“定年後”は、憂鬱な問題ではなく、新しいライフスタイルを獲得するチャンス。〈隠者〉の生き方を手掛かりに、「どうすればいいか」を具体的に提案する。

目次

0 パソコン時代に“隠者”が似合う
1 “隠者”に資格はいらない―人間いたる処青山あり
2 投資の哲学―遅すぎる、ということはない
3 所得の哲学―稼ぐことの重要さ
4 人間関係の哲学―距離のある生き方
5 実生活の哲学―時間をかけてゆっくりと・補修は楽しい
6 遊びの哲学―遊ぶことの意味が変わった
7 家族の哲学―家族関係を開けば、閉じてくる
8 老後の哲学―ああ、老人になっちゃった
9 個人主義=エゴイズムの哲学―人間の「本性」を開く
特別付録 過疎地を快適に生きる“隠者”生活10のポイント

著者等紹介

鷲田小彌太[ワシダコヤタ]
1942年北海道札幌市生まれ。1966年大阪大学文学部哲学科卒業。1972年大阪大学大学院文学研究科哲学・哲学史専攻博士課程修了。三重短期大学教授を経て、札幌大学教授。哲学・倫理学を担当。評論活動、エッセイ、人生書等の執筆も精力的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tonex

35
昔読んで線を引いた部分を拾い読み。▼一種の田舎暮らしの本だが、田舎は田舎特有の共同体意識が存在するので、濃密な人間関係を嫌う隠者は生きていけない。そこで著者が提案するのは「過疎地暮らし」。ただし、過疎地で生きるためには、職場自体は都会にある、在宅でできる仕事を持っているなどの条件が必要。要するにお金がないと快適な隠者生活はおくれない。▼170頁。現代の隠者は、人間嫌いではやっていけない。サービス精神旺盛でなければ、人間のネットワークも情報も増えない。2016/06/26

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