内容説明
本書は、改革者ジャン・カルヴァンが二十九歳だった一五二八年から、五十六歳で亡くなる一五六四年まで友人、知人をはじめ、ルターやメランクトンのような他の改革者、そして多くの論敵、さらには当代の歴史に名を残す多数の著名人に送った手紙の中から、著者が約三十通を選び解説を付したものです。
目次
1 カルヴァンとファレル
2 宗教改革者マルティーン・ルターに宛てた手紙
3 イドレット・ド・ビュールの死をめぐる手紙
4 マルグリッド・ド・ナヴァールへの手紙
5 ルネ・ド・フランスへの手紙
6 イングランド国王エドワード六世への手紙
7 イングランドの摂政サマセットへの手紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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手紙を通して、改革運動の仕事がどんなものなのか、イメージが具体的になった。遠回しで丁寧な表現を好ましく思ったが、翻訳次第の部分もあるのでなんとも言えない。(ジュール・ボネの『書簡集』を、もとに、カルヴァンの書いた手紙を簡単な解説付きで紹介している。改革の先輩であるファレルへのわりとリラックスした手紙にはじまり、ルター、改革の保護者だった高位の女性2人、エドワード六世やその摂政だったサマセット公というイングランド関係者へなど、実にさまざまな宛先への手紙を読むことができる。)2014/08/30
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