ホロコースト産業―同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879191588
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0036

内容説明

両親がワルシャワ・ゲットーとナチ強制収容所からの生還者である著者が、歴史の真実と記憶を汚し、いまや米国ユダヤ人エリートのためのイデオロギー兵器、政治的・経済的資産と化した「ホロコースト産業」の知られざる実態と背景を暴く、国際的大反響を呼んだ衝撃の書。

目次

序論 ユダヤ人以外の苦しみに心を開くべき時が来ている
第1章 政治・経済的な「資産」としてのザ・ホロコースト
第2章 騙し屋、宣伝屋、そして歴史
第3章 二重のゆすり
結論 死んでいった者にできるもっとも品位ある態度、それは…

著者等紹介

フィンケルスタイン,ノーマン・G.[フィンケルスタイン,ノーマンG.][Finkelstein,Norman G.]
ブルックリン(ニューヨーク)出身のユダヤ系アメリカ人。両親ともにナチ強制収容所からの生還者。現在、デポール大学(シカゴ)政治学助教授

立木勝[タチキマサル]
京都市出身。英語教諭、英会話学校職員を経て翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かやは

5
弱者救済という良心に心地よい行動が、本質的に有用に働いているのかどうか。犠牲者を利用した金儲け、それが偽善。真実を探ることを拒否し、解決を拒む。何故なら真に解決されてしまえばもう金儲けが出来なくなってしまうからだ。これの一番やっかいなところは、本当の犠牲者に常に疑いの目が向けられるようになる、ということである。思いやり、善意を利用する。そんなことを続けていけばどうなるか。今の日本で問題になっていることに繋がる部分がたくさんあった。2013/06/10

Mari

3
ユダヤ人が差別される時代はとうの昔。今はユダヤ人が差別する側・・・いや選民する立場になった、という話なんですが。政治関係だけではなくエンタメ業界にも圧倒的な力を持つらしく、ホロコースト関係の映画を純真無垢な気持ちではもう見られない・・・。数と道徳観の矛盾に翻弄される。そして何よりもこの本を書いた彼が職を追われ憂き目に遭っているという事実が私には一番恐ろしい。学術書的な扱いなので、文体が読みにくく参考・引用文献の数が多いため注意力がやや散漫になってしまったかも。2016/04/01

ユウタ

2
ホロコースト産業のやり口(スイス銀行業界の恐喝とか)を、両親共に生還者のフィンケルスタインが検証・告発した本。ラウル・ヒルバーグの本も読まねば!2009/08/12

田中AD

0
タイトルからどうやって食い物にするのか謎だったが、個人に請求させずに示談で金を懐に入れるわけね、東アジアでも被害者に賠償されてないって話があるがアレはこうやっていた?2018/04/21

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